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安全だが導入のハードルが高いインターネットVPN
インターネット回線を暗号化し、専用線のように安全な通信ができるインターネットVPN。インターネットを利用したVPNは専用線よりも安価に導入でき、複数の拠点を持つ中小企業などにとっては互いの拠点を安全につなぐ手段として有効だが、 導入には専門知識が必要になり、設置工事や設定の手間がかかる など、構築と運用は容易ではない。多店舗展開している企業やパートナー企業との間をVPNで結びたいなど、VPN接続したい相手が多くなると、構築負担の大きさがさらに問題となる。
常識を覆す、電話感覚のイーサネットVPN装置Fleboダイヤル
従来のVPNは、通信先の特定にIPアドレスを使っている。そのため、専門知識が必要となり、設置工事も必要になっていた。これがVPN導入の大きな壁だ。
それに対し、イーサネットVPN装置Fleboダイヤルは、電話を引くようにVPNで接続したい
2つの拠点にFleboダイヤルを設置し、ダイヤルして2拠点を安全につなぐ非常にシンプルなVPN装置
。IPアドレスの代わりにテレビ電話機能で使用するダイヤルナンバーで認証を行うため、
導入と運用にIPアドレスなどの専門知識は不要
。NTT西日本のフレッツ・光プレミアム、またはNTT東日本のフレッツ・ドットネットを利用して、拠点間をシンプルに結ぶVPN装置だ。FleboダイヤルはNTTの閉域網を使い安全性を確保し、さらにNTTが管理しているダイヤルナンバーを使うため、より高いセキュリティが保たれているVPNを構築できる。
特長1 |
設置工事や設定の手間なし |
通常のVPNは、構築の手間がかかり設定のために専門知識が必要となるが、FleboダイヤルならVPNでつなぎたい拠点にそれぞれ装置を設置し、回線に接続するのみと、設置は実に簡単。Fleboダイヤルに組み込まれた
シートキーからダイヤルすれば2拠点間がVPNで安全につながる
ので、面倒な設定に頭を悩ませることもなく誰でも使えるのが特長だ(管理ポート経由でパソコンからダイヤルすることも可能)。
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Fleboダイヤル FNX0710 |
特長2 |
シンプルに全国がつながる |
NTT東西の回線を利用してVPNを構築する際、問題となるのが東西接続。一般のVPNはNTT東日本、NTT西日本それぞれの閉域網を使うため、かならず東西を結ぶ仕組みが必要となり、ISPへの契約や料金が発生していた。
Fleboダイヤルは、
NTT東西エリアがはじめからつながったテレビ電話機能を使ってVPN接続する
ため、全国どこでもそのままつながるのも特長のひとつ。NTT西日本エリアの場合は、すでにフレッツ・光プレミアムと契約しているならそのままFleboダイヤルが利用可能。Bフレッツやフレッツ・ADSLの契約の場合は、V6アプリを契約するだけで利用ができる。NTT東日本エリアなら、Bフレッツやフレッツ・ADSLの契約にフレッツ・ドットネットの契約をプラスするだけ。
ISPやNTT東西以外の通信事業者との契約は一切不要
で、シンプルに全国をつなぐことが可能だ。
特長3 |
つなぎたい時だけつなぎたい拠点とつなげられる |
拠点間のVPN接続は一度構築してしまったら常時接続、というケースがほとんどだ。しかし、機密性の高い情報を扱っている場合は、リスクを最小限にするために必要時以外は接続しておきたくないというニーズも多い。
Fleboダイヤルは、
常時接続はもちろんのこと、電話のように使い終わったらすぐ切ることも可能
だ。再接続はダイヤルするだけと、実に簡単。これなら必要時だけ接続して高いセキュリティレベルを保つことも容易だ。また、多くの拠点とVPN接続したい場合は、
接続相手が簡単に切り替えられるので、帯域の有効利用ができる
のもいい。
特長4 |
複雑なネットワーク設計も不要 |
Fleboダイヤルは、 イーサネットフレームをそのまま通過するL2 VPN なので、複雑なネットワーク設定やルーティングなどのネットワーク設計が不要。ちょうど、“Fleboダイヤル+フレッツ網”というスイッチングハブを介して拠点間をつなぐような感覚だ。ネットワークの設計には当然ながら専門知識が必要になるが、Fleboダイヤルならそれも不要である。
特長5 |
安全で、より低コスト |
Fleboダイヤルは、接続にテレビ電話機能の番号を使うが、この
番号はNTTが管理
しており、また
NTTのフレッツ網(閉域網)を使ってインターネットに出ることなくつなぐ
ことができるため、使いやすく、とても安全。独自の通信方式で通信が守られており、強固な暗号化方式であるAES暗号化機能も搭載していて、より安全なイーサネットVPNを実現している。
また、安価なフレッツ網を使い、
別途ISPとの契約を必要としないため、ランニングコストも抑えられる
。安全と低コストを兼ね備えたイーサネットVPN装置だ。
活用事例1 |
介護宅のモニタリングに |
これまでのVPNは常時接続が前提で、多数の拠点を定期的に短時間で通信したい場合も常時接続し続け、帯域を有効活用することができなかった。しかし、電話感覚で接続できるFleboダイヤルは
“接続相手が多く”“短時間”“定期的に接続する”といった通信にも最適
だ。
たとえば、今後ますますニーズが増えるであろう介護サービスや高齢者の安否確認サービスなどにも応用可能。介護サービスを展開する場合は、定期的に被介護者宅を遠隔監視して状態を見守ったり、脈拍や呼吸数といったモニタリング装置からのデータを収集してより手厚い看護サービスを行う運用が考えられるが、
Fleboダイヤルを使えば帯域を有効活用しながら安全に情報を集めることが可能
だ。また、全国にある店舗から売り上げ情報を収集し、拠点のオンデマンド監視といった用途にも最適なVPN装置である。
活用事例2 |
システムメンテナンス回線として |
近年、企業にはセキュリティ対策が必須となってきているが、中でも顧客の資産情報を扱う金融系システムでは、非常に高いレベルのセキュリティが求められる。そのため、システム開発や運用を外注した場合も、
メンテナンス回線を常時接続したくないというニーズ
がある。こういったニーズにも、つなぎたい時にだけつなげられるFleboダイヤルは最適。
Fleboダイヤルには、登録された番号とだけ接続する機能はもちろんのこと、今後、
“申請されたスケジュール時間帯だけ接続を許可する”といったコントロール
にも対応予定だ。
VPN活用シーンをきっと広げる可能性を秘めたFleboダイヤル
このように、Fleboダイヤルは敷居の高かったVPNを手軽に導入できる製品だ。特長で示したように他のVPN製品やサービスにはない ユニークな特長が数多くあり、その可能性は未知 。VPN活用シーンをきっと広げてくれる製品になるだろう。
製品名 | Fleboダイヤル FNX0710 |
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メーカー | フジクラ |
寸法 | 200(幅)×145(奥行)×46.5(高さ)mm |
重量 | 約800g |
電源 | AC100 ±10% 50/60Hz |
筐体タイプ | 据置型 |
プロセッサ | - |
メモリ容量 | - |
対応プロトコル |
LAN側:L3プロトコル非依存
WAN側:SIP、UTP/RTP・IPv6 |
スループット | 対地 Max.2Mbps (WAN側網制約により制限) |
ルーティング機能 | - |
VPN機能 |
L2 VPN
最大同時接続 15対地 暗号化 ON/OFF可能、方法 ハードウェア |
その他機能 |
設定はシートキーまたはWebブラウザによるGUI入力
ログ:Max.1000件 暗号化 AES 256bit |
LANインターフェース | 10/100BASE-TX (WAN×1、LAN×4、管理×1) |
その他インターフェース | USBボート×1 (装置情報保存・読込み用) |
その他特記事項 |
【必要なWAN側回線・サービス】
NTT西日本エリア: ・フレッツ・光プレミアム ・Bフレッツ(フレッツADSL)+V6アプリ NTT東日本エリア: Bフレッツ(フレッツADSL)+フレッツ・ドットネット+FdNナンバー |
価格情報 FNX0710:6万3000円(税込)
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