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一括設定オンラインヘルプについて

3. 設定ファイルの構造

ここでは設定ファイルの基本的な構造について説明します。

設定ファイルを編集してお使いになる場合は、本項を良く読んで内容を理解した上で行なって下さい。全設定記録で保存したファイルをメモ帳などのテキストエディタで開いてください。

以下のような内容が表示されます。


( 全設定記録で保存した設定ファイルの例 )

全設定記録で保存した設定ファイルの例

全設定記録したファイルの先頭には、Flebo シリーズのどの機種の設定ファイルかを示す、機種コードが必要です。機種コードには以下の種類があります。

2 行目から 11 行目までは、全設定記録を行なった装置に関する情報が記録されたヘッダー部です。
ヘッダー部は # で始まるコメント行で、一括設定時には意味を持たず、装置に反映されることはありません。
ヘッダー部の下の 「 IP1= 」 以下の行が、実際に設定情報を記録したコンフィグ部になっています。コンフィグ部は以下のような書式になっています。

コンフィグ項目='設定値'

左辺の 「 コンフィグ項目 」 と右辺の 「 設定値 」 とを=(イコール)で結ぶ形式です。
「 設定値 」 の前後は ' (シングルコーテーション) で括られていなければなりません。

コンフィグ項目

Flebo の各種設定項目を識別するための、あらかじめ決められた文字列です。

半角の、アルファベット ( *1 ) ・数字および _ ( アンダースコア ) で構成されています。アルファベットはpassword、password_2以外は全て大文字を用いています。

後述するコメント行以外の各行の先頭は、コンフィグ項目で始まります。行の先頭がコンフィグ項目で無い場合、エラーと判断し、一括設定ができません。コンフィグ項目は装置によりあらかじめ決められており、変更することはできません。

全設定記録で保存したファイルには、装置が必要とする全てのコンフィグ項目が含まれていますが、一括設定時には、設定値を変更する必要のあるコンフィグ項目だけがあれば問題ありません。設定ファイルにコンフィグ項目自体が含まれていない場合は、そのコンフィグ項目は装置内設定のままで変更されません。


設定値

各コンフィグ項目に設定する値を指定します。コンフィグ項目により設定値は数字であったり、文字列であったりします。

設定値はその前後を必ず ' (シングルコーテーション)で括られていなければなりません。

また、設定値の中に上記の括りとは別の ' (シングルコーテーション)や " (ダブルコーテーション)が含まれてはなりません。

コメント行

設定ファイル中にはコメントを記述することも可能です。行の先頭が # で始まる場合、その行はコメント行として認識されます。

コメント行は # を含めて最大 510バイト(全角文字254文字以下分)までで、それ以上長いコメントを記述する場合は複数行に分けて、それぞれの行の先頭に # を入れてください。

逆に、行の先頭に # がない行は全てコンフィグ項目として解釈されるため、コンフィグ項目と一致しない文字列などが入っている場合は、読み込み時にエラーとなります。

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